スマート農業 Smart Agriculture
可変施肥システム CropSpec Variable rate control system for fertilization : CropSpec
北海道立総合研究機構「普及推進事項」
可変施肥システム「CropSpec」は、トラクタで走行しながら、窒素センサーにより小麦(対象品種:きたほなみ)の生育状態を計測し、幼穂形成期および止葉期の肥料(追肥)の散布量をリアルタイムに制御するシステムです。
窒素センサーは、レーザー発光式で夜間や曇天でも計測が可能です。このシステムには、秋まき小麦である「きたほなみ」を対象にした「処方箋データベース」が搭載されており、計測した窒素含有量から適正な施肥量が算出されます。
なお、本技術は、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構「普及推進事項(新たな技術・品種として普及を推進すべき事項)」の「推進技術」に認定されています。

システム概要

可変施肥システムの主なメリット
- 育成ばらつきの均一化(品質の平準化)
- 散布肥料の削減
- 過剰施肥による倒伏の軽減
- 最適散布による歩留りの向上・タンパクの平準化
また、本技術にさらに改良が加わり、基肥や小麦以外の作物(てんさい、ばれいしょ等)への施肥に対して、過去の生育ばらつきの情報をもとに施肥作業を行う「マップ施肥」が可能になりました。
岩崎では、可変施肥システムをはじめ、システムから出力される生育マップ・施肥マップデータの活用のご提案、ソフトウェアの操作トレーニングなど含めてトータルでサポートいたします。
可変施肥システムによる作物の収量効果
作物 | 収量効果 | 可変施肥システムの主な利用方式 |
小麦 | 5%増(製品収量) | センサーによるリアルタイム施肥 |
てんさい | 5.9%増(糖量) | マップ施肥 |
ばれいしょ | 3.2%増 | マップ施肥 |
(十勝農業試験場提供資料を参考)
可変施肥の様子
CropSpecユーザーインタビュー
2013年から販売およびレンタルを開始した可変施肥システム「CropSpec」は、全道各地で導入が進んでいます。ご購入されたお客様の声をご紹介します。
CropSpecユーザーインタビュー(PDF:1.34MB)

実演会・セミナー
岩崎では、スマート農業に関する実演会・セミナーを実施しております。スマート農業の最新動向ご紹介や、窒素センサーを用いた可変施肥システム、UAV(ドローン)によるセンシングなど最新技術を応用したスマート農業をご紹介いたします。
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