業界と技術を結び
新しいことにチャレンジできる環境が
あなたを待っています
代表取締役 社長執行役員
古口 聡
建設・土木工事は千年以上前から存在した業種なのを知っていますか?日本は豊かな自然と四季がある反面、自然災害も起こるため、はるか昔からインフラの整備・維持管理や災害対策が不可欠だったわけです。いくらインターネットが発達しても、交通が寸断されると物流も止まって、ひとの暮らしや経済が成り立たなくなってしまうことを、昨今の地震や台風でみなさんも実感したと思います。
岩崎が手がける事業のコア部分は、お客様である建設・土木業界にソリューションを提供することと、測定機器とICTを専門に扱い、商社として長年にわたって効率的で安全なものづくりのお手伝いをすることです。社員達には、世の中の社会インフラを支える“縁の下の力持ち”である業界で働く方々を、さらに下から支える会社でありたいといつも話しています。
東京支店では大手ゼネコン様とのお取引が始まり、これからは日本全国の現場をサポートしていく必要があります。これまで、3次元データはボリュームがとても大きいという課題点があったのですが、スムーズにデータをやり取り出来るよう「VDI化」を進めました。私達は数年前からICTを上手に活用した仕事のやり方を実践していて、札幌を起点に全拠点とつながるTV会議システムを使い、時間や場所の制約を受けずに、CAD図面などもモニタで同時に表示しながらミーティングしています。お客様や現場との打ち合わせも札幌で出来るから、タイムラグをぐっと減らせますよね。スピーディに対応する体制づくりをもっと発展させることが次なるビジョン。ゆくゆくは全国に支店や営業所を開設したいと考えているところです。
私達の業界において、絶えずイノベーションを起こす側でないと会社としての成長はない、と思っています。
3次元CADが世の中に出始めたのが十数年前。すぐにアメリカやヨーロッパへ赴いて見て来たときに「これは日本でも活用できる」、「ネックはデータを作り出す点」だと、直感的に理解しました。まだ誰もやったことがない、新しい技術は当然ながら手探りの連続ですが、ときには周囲の反発を受けながらも、新しい道具や技術で「何かを生み出そう」と絶えず挑戦してこそ価値が生まれ、時代の先端を行けるのです。3次元の設計データをはじめ、技術のチカラでまだまだ出来ることはたくさん世の中にあって、すばらしい可能性を秘めています。ICTでは論理性が大切です。次代を担うみなさんには、自分でしっかりと情報を読み解き、順序立てて物事を考え、行動に移す人になって欲しいと願っています。